Project Room / Public Talk

知るのつくりかた#08

塩崎太伸 / So Oishi / mamoru

Making Ways of Knowing ― Taishi Shiozaki,So Oishi,mamoru

日時

  • 2025.02.22(土) 〜 2025.02.22(土) 13:00-17:30

会場

旧横田医院(鳥取市栄町403)

料金

500円(お茶・お菓子付き)

オルタナティヴな知の方法について考えるためのパブリック・トーク「知るのつくりかた」の第8回目を開催します。

「知るのつくりかた」は、昨今のアーティストの作品制作において重要な役割を果たしている「リサーチ」に着目し、オルタナティヴな知の生産について考え、試みるものです。未だ可視化されない事象に光を当て認識やかたちへと導き、細分化し分断された各分野における知識や技術をつなぎ、新しい価値を立ち上げる、といったアーティストのしなやかな態度と知の技法を、それぞれが身につけ、日々の実践のなかで生かしていくことを目的としています。これまでのプログラムでは、様々な分野で新しい知の生産の現場に携わる方々をゲストに迎え、それぞれの「知るのつくりかた」−取り組んでいる課題と知を構築するための実践についてお話いただいてきました。

第8回となる今回のテーマは「空間(のつくりかた)」。ホストとなるサウンド・アーティストのmamoruが台湾で経験した人々の声や行為、草木や竹で作られたテンポラリーな祭祀の空間を糸口に、音楽やパフォーマンスといった非物質的なものと、構造物やディスプレイといった物質的・建築的な要素によって組み上げられる空間性や時間性について、異なる領域の専門家を招いてディスカッションします。

ゲストは、mamoruとの協働も多い電子音楽作曲家でDJのSo Oishi氏、言語と建築、空間との関係性についての研究に携わる建築家・塩崎太伸氏のお二人。前半にはそれぞれの活動についてのプレゼンテーションを、後半には参加者の方々も交えたフリー・トークを行い、「知る」が作られる空間を会場に創出したいと思います。皆様のご参加をお待ちしています。

 

知るのつくりかた#08 mamoru ×塩崎太伸× So Oishi
日時:2025年2月23日(日)13:30-17:30
会場:旧横田医院(鳥取市栄町403)
定員:20名(予約不要・先着順)
参加費:500円(お茶お菓子代)

Time Schedule
13:30-13:40 趣旨説明・スピーカー紹介
13:40-15:00 スピーカーによるプレゼンテーション
15:00-15:30 オープン・ディスカション
15:30-15:50 コーヒー・ブレイク
15:50-17:30 ラウンド・トーク

 

アーティストプロフィール

塩崎太伸 Taishi Shiozaki
アトリエコ共同主宰。東京科学大学(前・東京工業大学)准教授、塩崎研究室主宰。東京藝術大学非常勤講師。2001-02年オランダ・デルフト工科大学、2009年東京工業大学・博士(工学)。「空間と言葉、記憶」「建築と画像、視線」などについて研究し、幾何形象を浮遊させた空間設計《pithouse in kikuna》《house in kamiikebukuro》などを発表。他に、解体直前の戦後RC団地で住民とフロッタージュを行った「urban frottage 中野住宅」展(表参道)や、都市の過密と親密に着目した1/1drawingと映像による「super tight」展(メルボルン)などを企画。著書に『空間の名づけ──Aと非Aの重なり』(NTT出版)など。
So Oishi So Oishi
東京都生まれ。電子音楽作曲家・サウンドデザイナー・DJ・音楽ソフトウェア開発者。2015年、オランダのハーグ王立音楽院ソノロジー研究所修士課程修了。作曲家としてはテクノ、ハウス、アンビエント、エレクトロニカなどのジャンルを中心に手がけており、これまでオランダのダンスミュージックレーベル”Something Happening Somewhere”他、イタリア・スペイン・メキシコ・コロンビアといった各国のレーベルからソロ、およびユニットでの作品をリリースしている。電子音楽で表現できる新しい「音色」の可能性、および「音の動き」を、一貫した制作のテーマとしている。また、エンジニアとしても、ソフトウェアシンセサイザーやコンピューターの作曲プログラムの開発に携わっている。
mamoru mamoru
サウンド・アーティスト。2016 年ハーグ王立芸術アカデミー/王立音楽院(オランダ)アーティスティック・リサーチ修了。独自のリサーチから紡ぎ出す語りを軸に「あり得た(る)かもしれない」歴史や複数的な世界の姿を遠回りに迷い込みながら跳躍的に想像するパフォーマンス、レクチャー、フィルム、ビデオエッセイ、音楽などの作品群を国内外の美術館、ギャラリー、フェスティバルなど発表している。また近年は呼吸法、リスニング、想像すること、声のエクササイズを含むグループワークを元にしたプロジェクト「NEVER BE NO VOICE/声を挙げ、絶やさない」(2021-)展開しており、関連するフィールドワーク(台湾、エストニア)も行いつつ、「コレクティビティー/寄り集ること」と「声」の在り方や可能性の探求を続けている。

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