shiru07
Project Room / Public Talk

知るのつくりかた #07

mamoru / 松本久木 / 上芝智裕

Making Ways of Knowing 07 ― mamoru,Hisaki Matsumoto,Tomohiro Ueshiba

日時

  • 2023.05.06(土) 〜 2023.05.06(土) 13:30-17:30

会場

旧横田医院(鳥取市栄町403)

料金

500円

オルタナティヴな知の方法について考えるためのパブリック・トーク「知るのつくりかた」の第7回目を開催します。

「知るのつくりかた」は、昨今のアーティストの作品制作において重要な役割を果たしている「リサーチ」に着目し、オルタナティヴな知の生産について考え、試みるものです。未だ可視化されない事象に光を当て認識やかたちへと導き、細分化し分断された各分野における知識や技術をつなぎ、新しい価値を立ち上げる、といったアーティストのしなやかな態度と知の技法を、それぞれが身につけ、日々の実践のなかで生かしていくことを目的としています。これまでのプログラムでは、様々な分野で新しい知の生産の現場に携わる方々をゲストに迎え、それぞれの「知るのつくりかた」−取り組んでいる課題と知を構築するための実践についてお話いただいてきました。

第7回となる今回は、「知ること」や「つくること」の実践者達が、「AI」の本格的な登場によって変わりつつある世界をどのように捉え、何を思っているのか?をシェアしつつ、考察を深め、新しく「知る」時間になればと思っています。ホストには近年は特にグループ・リサーチや流動的でコレクティブな制作によるプロジェクトを行っているサウンド・アーティスト・mamoru。ゲストには、ダムタイプsoftpadなどでの長年に渡る制作活動のみならず作品制作のプロセスを言語化してこられた上芝智裕氏、類い稀な造本設計力で数々のプロジェクトを体現した記録集やコンセプチャルな出版物を生み出してこられた松本久木氏のお二人。今回も参加者の方々も交え「知るのつくりかた」のさらなる探求を試みたいと思います。奮ってご参加ください。

知るのつくりかた#07 mamoru × 松本久木 × 上芝智裕
日時:2023年5月6日(土)13:30-17:30
会場:旧横田医院(鳥取市栄町403)
定員:20名(予約不要・先着順)
参加費:500円(お茶お菓子代)

Time Schedule
13:30-13:40 趣旨説明・スピーカー紹介
13:40-14:30 スピーカーによるプレゼンテーション
14:30-15:30 オープン・ディスカション
15:30-15:50 コーヒー・ブレイク
15:50-17:30 ラウンド・トーク

アーティストプロフィール

mamoru_portrait2023
mamoru mamoru
サウンド・アーティスト。2016 年ハーグ王立芸術アカデミー/王立音楽院(オランダ)アーティスティック・リサーチ修了。独自のリサーチから紡ぎ出す語りを軸に「あり得た(る)かもしれない」歴史や複数的な世界の姿を遠回りに迷い込みながら跳躍的に想像するパフォーマンス、レクチャー、フィルム、ビデオエッセイ、音楽などの作品群を国内外の美術館、ギャラリー、フェスティバルなど発表している。また2021-2022年に京都市立芸術大学@KCUAで開催された「おそらくこれは展示ではない(としたら、何だ?)」、「旅するリサーチ・ラボラトリー」(共同企画監修:下道基行)、「知るのつくりかた」などコレクティブな活動や知の探求を続けている。
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松本久木 Hisaki Matsumoto
松本工房代表。2007年より出版・組版・グラフィックデザインを主軸として活動を開始。クライアントは文化的・芸術的領域の団体や機関が多く、仕事内容は主に、芸術関連施設での展覧会やイベントのデザインワーク、演劇・古典芸能・ダンスなどの舞台芸術の広報デザイン、大学・研究所・文化施設の広報物及び出版物の制作、人文・芸術・アート分野の出版及び装丁などとなる。緻密かつ繊細でありながら大胆で強い印象を与えるヴィジュアル・イメージの構築と、深いコンテクストを持った抽象性の高いデザインワークに定評がある。
Ueshibatomohiro
上芝智裕 Tomohiro Ueshiba
1991年よりdumb typeにて、パフォーマンスで使用する映像や舞台装置をリアルタイムに制御するためのコンピュータ・プログラミングを担当し、映像の制作にも関わる。1999年よりsoftpad名義で作品を制作・発表。「SONAR」(2006, バルセロナ/スペイン)、「phono/graph」(2014, ギンザ・グラフィック・ギャラリー)、「平成美術:うたかたと瓦礫(デブリ)1989–2019」(2021, 京都市京セラ美術館)、「ストリーミング・ヘリテージ|台地と海のあいだ」(2021, 2022, 名古屋市)をはじめ、国内外のフェスティバルおよび展覧会に参加。現在はコンピューテーショナル・デザインに関する研究に携わり、プログラミング教育を通じて後進の育成にも尽力している。中京大学工学部准教授。

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