ホスピテイル・プロジェクトとは

what's hospitale project

HOSPITALEは旧横田医院の全館を使って、アートに関わる様々なプログラムを実施しているアート・プロジェクトです。
空き家だったこの建物を活用し、人々の創造性を高め、多様な価値観を認め合うコミュニティの核となることを目的に、鳥取大学が中心となり2012年より開始しました。

「HOSPITALE」とは, 後期ラテン語で「来客のための大きな館」という意味を表わし、外来者を迎え入れるhost、宿泊施設のhotelや病院を表わすhospital、またもてなしを意味するhospitalityの語源とも言われています。この場所が現代のまれびと(客人/異人)としてのアーティストを迎え入れ、さらにはアーティストがアートをもって地域の人々を迎え入れる、新たな「館」となることを願い、名付けられました。

HOSPITALEでは、アーティストを招聘し作品制作・展示を行なうアーティスト・イン・レジデンスプログラムや展覧会/パフォーマンス・イベントを行なうギャラリープログラム、日本国内外のアートの現場で活動する方を招いたレクチャーシリーズや、“読まなくなったけど捨てられない本”を集めてつくられた「すみおれ図書室」、人が集まる庭づくりプロジェクトなど、多彩なプログラムを実践しています。プロジェクトメンバーとして、学生をはじめ、地域の住民、団体など幅広いメンバーが集まっており、各々の興味・関心に合わせ運営に関わっています。

これらの実践を通じて、日々変化し続ける世界の中で日常を振り返り、自分自身や他者、鳥取という地域と向き合い、自分達の手で生活、社会をつくり上げていく、そんな気運を高めていきたいと考えています。またそうした人々とともに、HOSPITALEを年齢も生活も全く異なる人々に対して常に開かれ、多様な文化・価値観が共存する場所として、活動していきます。

旧・横田医院

鳥取市の中心市街地にたたずむ円形の建物・旧横田医院。1956年に建てられたその建物は、周りの商業ビルに囲まれながら独特の雰囲気を漂わせています。1996年までは胃腸外科として機能しており、当時地方で外科手術を専門的に行う医院は少なかったため、鳥取県外から来院する患者も数多かったといいます。建物の設計は、故・横田浩医院長自身によるもので、地上3階建て、屋上を備えた鉄骨鉄筋コンクリート造りです。建物の敷地には緑が生い茂り、まちなかでありながらゆったりとした時間が流れる心地よい空間となっています。
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外観/入り口
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1階 ロビー
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1階 プロジェクト・ルーム
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2階 イベントスペース
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2階 サロンスペース
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2階 すみおれ図書室
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3階 イベントスペース
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屋上