Project Room /

知るのつくりかた#02

mamoru(サウンドアーティスト、School in Progress 共同ディレクター) / HyunTae Lee(アーティスト) / 橘匡子(NPO法人S-AIRプログラム・ディレクター)

― mamoru,HynTae Lee,Kyoko Tachibana

日時

  • 2017.10.09(月) 〜 2017.10.09(月) 13:00-17:00

13:00-13:20 趣旨説明、スピーカー紹介 13:20-15:00 ゲストによる実践・活動紹介 15:00-15:20 休憩(コーヒーブレイク) 15:20-17:00 ゲストによる実践・活動紹介、フリートーク       閉会

会場

旧横田医院(鳥取市栄町403)

料金

500円(お茶お菓子代)

このたび、ホスピテイル・プロジェクトは、オルタナティヴな知の方法について考えるためのパブリック・トーク「知るのつくりかた」の第二回目を開催します。
5月に実施した第一回目のプログラムでは、アート、社会学、臨床哲学といった、異なる分野で新しい知の生産の現場に携わる方々をゲストに迎え、それぞれが取り組んでいる課題と知を構築するための実践についてのプレゼンテーションと、参加者を交えたオープンマイク形式のトークセッションを実施し、協働から価値を創造していく方法を探ってみました。
第二回目となる今回は、よりアート/アーティストのリサーチに焦点を当て、作品制作や活動にどのような役割を果たしているか、またそうした動向を巡る状況と可能性について考えてみたいと思います。プログラムでは、オランダのハーグ王立芸術アカデミーにてマスターアーティスティックリサーチを修めた本プロジェクトのディレクターであるmamoruと、同じく同コースを修了し、リサーチを取り入れた制作を手がけるHyunTae Leeを韓国より招き、それぞれのリサーチへのアプローチを具体例を交えて紹介いただきます。また、札幌のS-AIRから橘匡子氏を迎え、レジデンシーにおけるリサーチ、そして昨今のアーティストと学際的な知との交流について、アートと科学のプロジェクトを企画する非営利団体アーツ・カタリスト(イギリス・ロンドン)の活動を中心にイギリスやヨーロッパにおける動向についてお話いただきます。最後に3人のプレゼンテーションを踏まえたフリートークで意見交換を行います。 

アーティストプロフィール

mamoru(サウンドアーティスト、School in Progress 共同ディレクター) mamoru
1977年大阪生まれ。2016年ハーグ王立芸術アカデミー/王立音楽院(オランダ)アーティスティック・リサーチ修了。様々なリサーチ手法と想像力によって過去、現在、未来/架空の音風景を書き起こし、「あり得た(る)歴史」などを題材にした作品を制作。また身近な物や行為から生まれる微かな音をとりあげた「日常のための練習曲」など、「聴くこと」から世界を知る方法を探求。レクチャー・パフォーマンス、映像、テキスト、サウンド作品を国内外の美術館・ギャラリーで発表。2014年より「旅するリサーチ・ラボラトリー」(共同企画監修、下道基行)、鳥取での「スクール・イン・プログレス」(共同企画監修、山本高之)などのプロジェクトのディレクションも行う。
HyunTae Lee(アーティスト) HynTae Lee
1981年韓国生まれ。2016年ハーグ王立芸術アカデミー/王立音楽院(オランダ)アーティスティック・リサーチ修了。HynTaeはアーティスティックリサーチの実践者であり、「旅」の終焉へと導いてくれる手段としてリサーチに取り組んでいる。韓国にてコミュニケーションデザインを学んだ後、オーストラリアにて建設現場の作業員として働き、多種多様な建設の現場経験を持ちながら、オランダでもリサーチを通じて「旅」を続ける。
橘匡子(NPO法人S-AIRプログラム・ディレクター) Kyoko Tachibana
橘匡子(NPO法人S-AIRプログラム・ディレクター) ロンドン芸術大学LCP校出版学科卒業、同大学院カンバウェル・カレッジ・オブ・アート校ブック・アート修士課程修了。2010年よりNPO法人S-AIRに所属、主にレジデンスプログラム、展覧会やトーク等のパブリックイベント企画、アーティストのリサーチや撮影等のコーディネートを行う。2016年9月より、文化庁新進芸術家海外研修制度として連携先でもある、アートと科学のプロジェクトを企画する非営利団体アーツ・カタリスト(イギリス・ロンドン)にて1年間の研修を行う。

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