Project Room / Public Talk

知るのつくりかた #05

mamoru / 安岡健一

Making Ways of Knowing 05 ― mamoru,Kenichi Yasuoka

日時

  • 2020.02.23(日) 〜 2020.02.23(日) 13:30-17:30

会場

旧横田医院(鳥取市栄町403)

料金

500円(お茶・お菓子代)

オルタナティヴな知の方法について考えるためのパブリック・トーク「知るのつくりかた」の第5回目を開催します。
「知るのつくりかた」は、昨今のアーティストの作品制作において重要な役割を果たしている「リサーチ」に着目し、オルタナティヴな知の生産について考え、試みるものです。未だ可視化されない事象に光を当て認識やかたちへと導き、細分化し分断された各分野における知識や技術をつなぎ、新しい価値を立ち上げる、といったアーティストのしなやかな態度と知の技法を、それぞれが身につけ、日々の実践のなかで生かしていくことを目的としています。
これまでのプログラムでは、異なる分野で新しい知の生産の現場に携わる方々をゲストに迎え、それぞれの「知るのつくりかた」−取り組んでいる課題と知を構築するための実践についてお話いただいてきました。第5回目のテーマは「歴史のつづりかた・つづられかた」。
本プログラム共同ディレクターであるサウンド・アーティストmamoruがあまり知られていない歴史をリサーチしつつ制作している自作映像やその制作プロセスを紹介。今回お迎えするゲストの安岡健一さん(大阪大学大学院文学研究科、文化形態論専攻、日本学研究室准教授)にはご専門のオーラルヒストリーや自分史に関する事例を紹介していただき、歴史を記述することとその周縁に関して考えてみたいと思います。
日 時|2月23日(日)13:30-17:30
会 場|旧横田医院(鳥取市栄町403)
参加費|500円(お茶お菓子代)
定 員|20名

スピーカー・プロフィール

mamoru mamoru
1977 年大阪生まれ。2016 年ハーグ王立芸術アカデミー/王立音楽院(オランダ)マスター・アーティスティック・リサーチ修了。最近作では17世紀オランダで出版された地理本に描かれた「日本」を題材に「あり得た(る)かもしれない歴史」に耳をかたむけることで、徐々にそして跳躍的に複数的な世界の姿を遠回りに迷い込みながら想像するパフォーマンス、レクチャー、フィルム、ビデオエッセイ、音楽などの作品群を国内外の美術館、ギャラリー、フェスティバルなど発表している。2014 年より「旅するリサーチ・ラボラトリー」(共同企画監修:下道基行)、「知るのつくりかた」(共催:School-in-Progress、ホスピテイル・プロジェクト)などのプロジェクトのディレクションも行う。
kenichi yasuoka
安岡健一 Kenichi Yasuoka
スピーカー| 安岡健一(歴史学者、大阪大学大学院准教授) 1979年、神戸市生まれ。京都大学大学院農学研究科卒業。飯田市歴史研究所を経て、大阪大学大学院文学研究科日本学研究室。専門は日本近現代史。著書に『「他者」たちの農業史』京都大学学術出版会、2014年(同書の英訳として“Others in Japanese Agriculture”Trans Pacific Press, 2018.)最近の論文・論考に、『「老い」に集団でむきあうということ』、『日本史研究』667号、2018年、『オーラルヒストリーを受け継ぐために』、『日本オーラルヒストリー研究』15号、2019年。

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