Project Room / Public Talk

知るのつくりかた#04

榊原充大 / mamoru

Making Knowing #04 ― Mitsuhiro Sakakibara,mamoru

日時

  • 2019.02.24(日) 〜 2019.02.24(日) 14:00-18:00

会場

旧横田医院(鳥取市栄町403)

料金

500円
オルタナティヴな知の方法について考えるためのパブリック・トーク「知るのつくりかた」の第4回目を開催します。
「知るのつくりかた」は、昨今のアーティストの作品制作において重要な役割を果たしている「リサーチ」に着目し、オルタナティヴな知の生産について考え、試みるものです。未だ可視化されない事象に光を当て認識やかたちへと導き、細分化し分断された各分野における知識や技術をつなぎ、新しい価値を立ち上げる、といったアーティストのしなやかな態度と知の技法を、それぞれが身につけ、日々の実践のなかで生かしていくことを目的としています。これまでのプログラムでは、異なる分野で新しい知の生産の現場に携わる方々をゲストに迎え、それぞれの「知るのつくりかた」−取り組んでいる課題と知を構築するための実践についてお話いただいてきました。第4回目を迎える今回の焦点は「コレクティヴな知」。
ゲストには「建築の居場所」を探るインディペンデントなリサーチ・プロジェクト「RAD – Research for Architectural Domain」の設立メンバーのひとりであり、建築家/リサーチャーの榊原充大氏。また本企画のホストであり自らも「旅するリサーチ・ラボラトリー」の共同ディレクターとしてグループリサーチを行うサウンド・アーティストmamoruの二人による活動紹介を踏まえながら、リサーチにおけるコレクティブに知る意義と可能性について、対話を重ねつつ考える機会としたいと思います。

スピーカープロフィール

榊原充大 Mitsuhiro Sakakibara
建築家/リサーチャー。1984年愛知県生まれ。2007年神戸大学文学部人文学科芸術学専修卒業。建築や都市に関する調査・執筆、提案、プロジェクトディレクション/マネジメントなど、編集を軸にした事業を行う。2008年から建築リサーチ組織「RAD」を共同運営。2016年、アーティスト向け町家改修プロジェクト「Basement Kyoto」を共同で開始。同年から「建築家不動産」ディレクター、愛知県岡崎市のまちづくり「おとがわプロジェクト」プロモーションディレクター。2017年から京都市立芸術大学及び京都市立銅駝美術工芸高等学校移転整備工事リサーチチームマネージャー。
mamoru mamoru
サウンドアーティスト、School in Progress 共同ディレクター。1977 年大阪生まれ。2016 年ハーグ王立芸術アカデミー/王立音楽院(オランダ)アーティスティック・リサーチ修了。様々なリサーチ手法と想像力によって過去、現在、未来/架空䛾音風景を書き起こし、「あり得た(る)歴史」などを題材にした作品を制作。また身近な物や行為から生まれる微かな音をとりあげた「日常のための練習曲」など、「聴くこと」から世界を知る方法を探求。レクチャー・パフォーマンス、映像、テキスト、サウンド作品を国内外の美術館・ギャラリーで発表。2014 年より「旅するリサーチ・ラボラトリー」(共同企画監修:下道基行)、「知るのつくりかた」などのプロジェクトのディレクションも行う。 

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