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展覧会「既知の地、未知の道」

狩野哲郎

Exhibition | Known Heimat,Unknown Routes ― Tetsuro Kano

日時

  • 2017.07.29(土) 〜 2017.09.11(月) 13:00-18:00

金・土・日・月および祝日開館

会場

旧横田医院(鳥取市栄町403)

料金

無料

HOSPITALEでは、レジデンス・プログラムの8回目のアーティストとして、狩野哲郎を招聘し、約三週間の滞在の成果として展覧会「既知の地、未知の道」を開催いたします。
近年狩野は、人間の生活に身近でありながら別の体系を生きる存在としての「鳥」の視点を取り入れたインスタレーションを制作してきました。日用品や自然物といった身の回りのものを組み合わせ、配置されたオブジェたちは、「鳥」という他者の知覚に開かれることによって、彫刻や絵画といった既存の美術作品の別のありようとその可能性を提示しています。
今回、鳥取では、その地名の由来とも言われる「鳥取部(ととりべ・とりとりべ)」の伝説を起点に、その歴史的変遷やこの土地に棲息する鳥の生態について、フィールドワークやインタビューを重ねました。こうした独自のリサーチを元に構想された新作は、説話の鍵を握る渡り鳥が通っていた道、見ていた土地の姿を想像することを通じて、現代を生きる我々、それを取り巻く環境・社会に新たな光を当てることを試みるものです。本展が、光の角度によってかたちを変える予兆に満ちた地図/作品を手がかりに、未だ知ることのない世界の認識へと辿り着く旅となることを期待しています。

会期|2017年7月29日(土)~2017年9月11日(月)
金・土・日・月および祝日の13時~18時開館
※入場無料

チラシのPDFはこちらからダウンロードできます↓
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アーティストプロフィール

狩野哲郎 Tetsuro Kano
1980年生まれ。2007年東京造形大学大学院修了。2011年狩猟免許(わな・網猟)取得。レジデンスや滞在制作を中心に作品を制作。主な個展に「自然の設計」(2011、ブルームバーグ・パヴィリオン・プロジェクト、東京都現代美術館)、「Nature / Ideals」(2015 、SHISEIDO GALLERY、東京)。「a tree as a city」(2017、YUKA TSURUNO GALLERY、東京)。グループ展に「庭をめぐれば」(2012、ヴァンジ彫刻庭園美術館、静岡)、「想像しなおし」(2014、福岡市美術館)、「芸術植物園」(2015、愛知県美術館、愛知)など。

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