AHA! [Archive for Human Activities /人類の営みのためのアーカイブ]
市井の人びとによる記録や、想起という行為の価値を探究するアーカイブ・プロジェクト。記録と表現とメディアのための組織(remo)の事業の一つとし て、2005 年に大阪において始動。映像史上はじめてひろく普及した8 ミリフィルムというメディアに着目し、その収集・公開・保存・活用に取り組んでいる。自主企画のほかに、「古くて新しい出会
いの場」(大阪市浪速区 2009~11)、「みるみる だいご」(茨城県大子町2012~4)、「穴アーカイブ:an-archive」( 東京都世田谷区 2015~) などの住民参加型アーカイブを企画・運営。また、「第4 回福岡アジア美術トリエンナーレ2009」、「岐阜おおがきビエンナーレ2013」、青森市所蔵作品展「歴史の構築は無名のものたちの記憶に捧げられる」 (2015)、「カンバセーション_ピース」(武蔵野市立吉祥寺美術館 2016)などの展覧会に参加。取り組みごとに、現地の協働者とともにプロジェク トを進めている。ワークショップ(水戸芸術館 2014)やレクチャー(丸亀市猪熊弦一郎現代美術館 2014)も多数実施。著書に『フィールド映像術』(2015 共著[ 松本篤として])などがある。