4月29日・祝日は毎年恒例の「川端にぎわい市」の日。2014年よりすみおれ図書室＋カフェManuは出張ライブラリー＆カフェで参加しています。図書室の本とともに、飲食については素人の図書委員＋カフェスタッフたちが、練りに練って考えたメニューを持って街へ出かけ、活動の一端を知っていただく機会としています。今回は、前々回好評だったドーナッツに再び挑戦することに。ドリンクは最近甘酒ブームが来ているすみおれチームのメンバーを中心に、果物をつかってあれこれ甘酒アレンジメニューを開発しました。
一週間前から試作を繰り返し、「より美味しくするために」とみんなで知恵を合わせていきます。一人のアイデアが、みんなの経験や知恵によって広がっていき、つくってる自分たちも思いもよらない味になっていきます。果たして喜んでもらえるのか、ドキドキワクワク。
当日は、天気に恵まれ晴天。ドーナッツは以前料理家に教えてもらったレシピを何度も練習しただけあって、いい感じにふっくらしっとりのおいしいバナナドーナッツができました。一度食べた人がもう一度買いに戻って来てくれるなど、大好評でした。ドリンクメニューは、他の出店メニューにはない甘酒ジュースが珍しかったようでした。途中、屋外なので果物の管理が難しく、提供を断念したメニューもありました。
実は、出店の合間に「川端にぎわい市」で入手した戦利品を互いに見せ合いっこするのも、この日の楽しみのひとつ。年に２回のこのマーケットは、食べ物あり物販ありとお店のバリエーションが多く、お買い物が楽しいんです。
最後にメンバーみんなで売上報告をして反省会。試作の段階で屋外でのオペレーションや食材管理などもしっかり考えて、お客さんに提供する必要があるな、もっと看板を大きくして美味しくできたメニューをしっかり伝えよう、など、反省点もみつかり、次回「川端にぎわい市・秋」でリベンジしよう！という意気込みを共有して終わりました。「ごはんをつくる」ことは、自宅でも友達同士でもいろいろあるけど、街中で出店するときは、何をつくるかだけでなく、知らない相手が向こう側にいて、その人たちに、作ったものをいかに伝えて、食べてもらうか。そのために、美味しいごはんを管理すること、名前を考えることなどなど、全体を見ながらバランスよく決めないといけないことがあります。飲食店をしている人にとっては、当たり前のことかもしれないけれど、この体験は、普段学校や会社ではできないので、やっぱりワクワクします。
