Lecture Series /

スペインアート事情:アートを通してみる不況と市民生活

岡田理絵 

― Rie Okada

日時

  • 2015.09.10(木) 19:00-21:00

会場

旧横田医院(鳥取市栄町403)

料金

無料

2000年代後半に不動産バブルが崩壊して以降、スペインは深刻な金融•経済問題に直面しています。当然のことながら、文化芸術に対する公的予算も大幅に削減され、国立美術館を筆頭とする多くの公的文化機関はその活動に大きな打撃を受けました。また、多くの自治体が開催する舞台芸術祭もそのあおりを受け、年々その規模を小さくせざるを得ない状況となっています。安価な入場料、もしくは無料で提供されてきたそれらの文化プログラムの喪失は、スペインの市民の文化的生活に大きな影響を与えている一方で、不況のなかだからこそ生まれてきたユニークな活動もそこここに見られるようになりました。
こうした新しい動きにスポットをあてつつ、スペインの最新アート事情についてのレポートを行います。

講師プロフィール

岡田理絵  Rie Okada
アートコーディネーター。愛知県出身、現在スペインのマドリード在住。スペインの大学院でアート•マネジメントを学んだのち、同地の国立ソフィア王妃芸術センターの教育普及部門にフェローとして所属。その後、山口情報芸術センター、国際交流基金マドリード日本文化センターへ勤務。現在はフリーランスで日本とスペインを行き来しながら、アートプロジェクトの企画制作等を行っている。

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