Program03|世界へDive-out│Workshop フェス!(の練習)準備編
いよいよ、今回のSchoolの集大成となる「フェス!(の練習)」の当日を迎えた。会場となる湖山池ベースで夕方から開始できるよう、午前中から荷物の移動、各種制作物の仕上げ、会場のセットアップなど、手分けして準備を進める。これまで濃密な時間を共に過ごしてきた参加者・スタッフによる絶妙なチームワークが発揮される。そして、この日は照明や音響などの会場セッティングに喫茶ミラクルの協力も得た。
食事はBBQのほか、本格ピザ窯で焼くピザ、たこ焼き、原木の生ハムなどなど。広場の中央にはスクリーンを配置。また、トレーラーの中にバードプリンセスの人形やまんが博会場の模型、映像の撮影で使用した衣装や小道具など、School期間中の成果物が展示された。広場の奥にはキャンプファイヤの準備も。
Program03世界へDive-out│Music Festival & Film Screening フェス!(の練習)&映像上映会
日暮れが近づくとともに、ノリのいい音楽も流しはじめ、徐々に「フェス」の雰囲気が整ってくる。関係者が概ねそろってきたところで、乾杯。日が暮れるまで、歓談をしながら食事を楽しむ。
あたりが完全に暗くなったところで、いよいよ“Film Screening”の時間。Schoolの終盤で撮影・編集して製作された映像がお披露目された。期間中に行った鳥取のリサーチに着想を得つつ、近未来を想像して作られた、映画のトレーラー的作品。手分けして撮影された、一見バラバラな映像が見事に結び付けられ、不思議な世界観を醸し出している。参加者の多様なバックグラウンドと、短いながらもの特異な共通体験を経て生み出された作品なわけだが、奇想天外なアイディアの中に、鳥取の現実が織り込まれている。何度か繰り返し上映し、皆で味わう。
その後、映像製作と並行して進められていたリサーチについて、インタビュー音声も交えながら報告された。鳥取における過去のひとつの現実なのだが、先の映像作品と並べられることで、どこか虚構性を感じてしまったのは私だけだろうか。
焚火の前やトレーラーの周り、テントの下など、思い思いの場所で、10日間にわたるSchoolを振り返る。この地で、同じ時間を過ごし、この世界について体感し、思考し、語り合った私たち、という一体感を感じながら「フェス!(の練習)」の夜が更けていく。