10日間にわたるSchool in Progressが始まる。全国各地から集まる参加者たち。早めに到着した参加者は、かつて遊郭だったという今回の拠点のひとつ「ことめや」の雰囲気に興味をひかれつつも、不安と期待が入り混じった表情で他の参加者を待つ。
夕方、この日到着予定の参加者と講師陣・スタッフがそろったところで、共同ディレクターのmamoruさんと山本高之さんが口を開き、ウェルカム・パーティが始まった。ふるまわれたのは、講師の一人でもある井口和泉さんが夏野菜をふんだんに使った料理の数々。かしこまった自己紹介をせずに、ゆるやかに始まった食事会で、旅の疲れをいやす美味しい料理に自然と参加者の表情も緩んでいく。これから最終日まで、昼食と夕食はこのように全員で食卓を囲む。また、参加者の多くはことめやとその別館に分泊し、文字通り寝食をともにしながら、アーティストたちと様々な体験をしていくことになる。
鳥取の夜の過ごし方や翌日の集合に関する簡単な説明のあと、この日は解散となった。このメンバーで10日間を過ごす中で、何が起こり、何が生まれるのか、鳥取での夏の新たな挑戦が始まる。