Day05|Program03世界へDive-out|Workshop|鳥取の凧づくり 会場:旧横田医院
「海に行く。」がDay04に繰り上げられたので、Day05は、もともと午後に予定されていた安田葉さんのワークショップが午前中から実施されることになった。「チューター」として初日から受講生とともにここまでのプログラムに参加しつつ、記録映像の撮影もされていた安田さん。この日は講師となって、まずは安田さん自身のこれまでの創作活動が紹介された。具体的には、北海道・苫小牧の山奥で広大な自然園を営む女性に取材した映像やインドネシア・バリ島の凧づくりの映像など。いずれも「自然」や「風」を感じ、それをとらえようとする営みのよう。
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これらを受けて、ワークショップとして提示されたのは、インドネシアの凧に着想を得た「鳥取の凧」づくりだった。参加者がそれぞれ「鳥取」のイメージを絵にし、その中からひとつ選んで、大きな凧をみんなで作って飛ばしてみようという。
30分程度で思い思いに書き上げたデザインは、「鳥」「波」「しゃんしゃん傘」「砂」などなど。中には、鳥取に来てから食べた「カレー」を描いた人も。安田さんによると、インドネシアの凧でも食べ物がモチーフになったものは見たことがないとのこと。
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そんな個性豊かなデザインを壁に張り出し、みんなで一つを選ぶ。実際に凧の形にするという実現性も踏まえた上で議論し、最終的に、鳥取砂丘の砂から連想して「砂時計」の形にしたものが選ばれた。
昼休みを挟み、午後は早速凧の製作に入る。大きな布に選ばれたデザインを写して象るチーム、骨組みの竹を適当な長さと太さに加工するチームに分かれ、それぞれの材料と格闘する。部品がだいたいできたところで切り上げ、微調整は安田さんに託すことになった。果たして無事に凧は鳥取の風をとらえて飛んでくれるだろうか。
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