午前中は民藝美術館に行き、午後はリサーチのために市外のいくつかの場所にRさんに車で連れていっていただけることになった。Rさんは写真家の女性で、今日も仕事でお忙しい中時間を作ってくださり感謝である。私が行きたかった鳴り石の浜と、そこに行くまでの間にあるいくつかのおすすめポイントを巡っていくツアーになった。今日起こったこと、見たことの中には何か大事なことが含まれているような予感がして、今の段階であまり詳細に書かない方が良い気がするので、さらっと書くことにする。

午後2時に出発して帰って来たのが午後6時半ごろなのでちょっとした小旅行だった。Rさんは生まれも育ちも鳥取市で、その後関西の大学に通いしばらく関西でお仕事をされたあと、今は地元の鳥取でお仕事をされている。取材でいろんな場所に行くらしく、珍しい場所や穴場のお店をよくご存知で、Rさんのお話を聞きながらドライブをするのはとても楽しかった。Rさんの目元は涼しげで印象的なのだが、彼女はインタビュー取材で人の写真を撮ることが多いそうだ。Rさんがカメラを覗くとき、どのような目で被写体を見るのだろうか、ということをなんとはなしに考えていた。写真家の目。見ることについて。

私は以前アルバイトで派遣のカメラアシスタントをしていたときの話をした。なにも知識がないのにいきなり現場に飛び込み怒鳴られたこと、8時間立ったままひたすら洋服にスチームアイロンをかけたこと・・・。途中で立ち寄った有名なふろしきまんじゅうのお店で買った名物のおまんじゅうが美味しくて、8個も食べてしまった。中に長芋が入っているカマボコも買った。地元の人だけが知っているような小さなお店で、端っこの切り落としだけをあつめたものは、なんと180円という安さだった。

今日のメモ。

鳴り石の浜、海のすぐ横にある自然発生した墓地、仏流しの島、海女さんの話

はからずも、今日は東日本大震災が起こってから8年目の日であり、母の誕生日でもあった。

20190311のコピー