11時、R9西へ。 中部の東郷池(東郷湖)周辺の湯梨浜町、松崎エリアへ向かう。 道中12時、スズキとスバルの看板のある無化調地鶏スープが売りの中古車販売ラーメン店、ホット・エアー・コーポレーションで極出汁塩ラーメン。 店の入口にWAKO’Sオイルのステッカーが貼ってあったり、箸が工具入れに入っていたり。 ご主人がいろいろ話してくれる。 スープストックに入れる塩分量など顧客ごとにグラム単位で計って対応してくれるそうである。 中古車も売っているが最近はラーメンのほうが忙しいとのこと。
雨が時折強くなる。 東郷池をはわい方面からまわり、ホット・エアーのご主人から教えてもらった福田鮮魚店(フクタセンギョテン)に立ち寄り。 新鮮なモサエビ200g(560円)、白バイ貝4つ(300円くらい)、東郷池シジミ100g(120円)買う。 ハマチやサバやメバルも安い、が自制。 地物の多い魚やさんはとても楽しい。 フグも取り扱っていた。
池沿いの道を車で松崎駅近くまで進む。 中国庭園の道の駅・燕趙園に車を止めて、傘をさして河口や小川となっている部分を歩いて調査する。 キンクロハジロかスズガモ、マガモ、カルガモ、オオバンなどが風雨と波のなか流されている。 セグロセキレイも風に流されている。
カモが壊れた桟橋らしき構造物に並んで座っている。 トンビ数羽。 公園にイソヒヨドリ1羽、ムクドリの群れ。
荒波の中で岸辺で刺し網持つ人がパラパラ、シラウオを捕っている。
カフェ・HAKUSENで湖水ブレンドとテリーヌショコラ、クートラス展をやっている、顔のない模様のようなカルトがたくさん、それぞれ額装も凝っている。 手ごろな価格で欲しかった本があったので購入、ブレンドの豆も。 お店の方が鳥のいそうな入江を教えてくれたので車に戻り、池沿いをさらに反時計回りに移動。
あやめ池公園で泥にはまる。 増水した側溝に小さなニゴイ?フナ?が泳いでいる。
伯耆一宮倭文神社。 さらに池沿いを進むと岸から離れたあたりでカモ類の群れが採餌している。 カメラ目線のオオバンは道路沿いで採餌している。
いよいよ雨が強くなってきたので、湖山池後日改めることとして鳥取市内に戻る。 また、靴を洗う。 19時30分トウフビルレジデンスの南亜沙美さん最終日の報告会Yにて。 天井が赤い赤井バーにて中ハシさんの奥様も合流しての夕食とワインの会。 Yの向かいの餃子えんのテイクアウト餃子、砂ずり揚、牛すじ煮、キムチと昼に買ったモサエビ、白バイ貝など食べる。 誕生日になる。
深夜解散後にことめやに戻るとちょうど中ハシさんが起きてきて、声をかけてくれた。 先日の彫刻レクチャーで省略された部分を解説してくれる。 仏像彫刻の空間性と南米の巨大なキリスト像との正確の類似点。 視線の合わないピエタやキリスト像とインドの仏像の類似点。 ブールデル、ブランクーシの台座のこと。 ラスコーの壁画のこと。 メトロポリタン美術館で買ったエジプトの鳥のレリーフのレプリカ、レプリカであるがゆえにオリジナルとは異なる光で造形を検証できること。 ラスコーのこと。 造形大のジャコメッティのこと。 僕からもバードコールのこと、ニワトリと鏡のこと、ニワシドリのことなど話す。 先輩作家、彫刻家に自分の言葉が通じているという感覚を持てることはとても幸せに思った。
狩野哲郎