Project Room /

知るのつくりかた#03

mamoru / 山下残

知るのつくりかた#03 ― mamoru,Yamashita Zan

日時

  • 2018.03.25(日) 〜 2018.03.25(日) 14:00-18:00

会場

旧横田医院(鳥取市栄町403)

料金

500円(お茶お菓子代)

オルタナティヴな知の方法について考えるためのパブリック・トーク「知るのつくりかた」の第3回目を開催します。
「知るのつくりかた」は、昨今のアーティストの作品制作において重要な役割を果たしている「リサーチ」に着目し、オルタナティヴな知の生産について考え、試みるものです。未だ可視化されない事象に光を当て認識やかたちへと導き、細分化し分断された各分野における知識や技術をつなぎ、新しい価値を立ち上げる、といったアーティストのしなやかな態度と知の技法を、それぞれが身につけ、日々の実践のなかで生かしていくことを目的としています。
今回は「知ったものをいかにアウトプットするのか」をテーマに、サウンド アーティストのmamoruと振付家の山下残という、「身体」と「言葉」をつかった表現を探求する二人によるトークを行う予定です。

アーティストプロフィール

mamoru mamoru
1977年大阪生まれ。2016年ハーグ王立芸術アカデミー/王立音楽院(オランダ)アーティスティック・リサーチ修了。様々なリサーチ手法と想像力によって過去、現在、未来/架空の音風景を書き起こし、「あり得た(る)歴史」などを題材にした作品を制作。また身近な物や行為から生まれる微かな音をとりあげた「日常のための練習曲」など、「聴くこと」から世界を知る方法を探求。レクチャー・パフォーマンス、映像、テキスト、サウンド作品を国内外の美術館・ギャラリーで発表。2014年より「旅するリサーチ・ラボラトリー」(共同企画監修、下道基行)、鳥取での「スクール・イン・プログレス」(共同企画監修、山本高之)などのプロジェクトのディレクションも行う。
山下残 Yamashita Zan
1970年大阪府生まれ、京都市在住。 19歳からモダンダンスを始め、1991年には京都のダンスグループ「モノクロームサーカス」に所属、演出も手がける。振付家、演出家として実験的で野心的な舞台作品の発表を続ける。 2002年には、来場者に100ページの本を配り、観客がページをめくりながら本と舞台を交互に見る「そこに書いてある」を発表。 2004年には、尾崎放哉の俳句に発想を得て、呼吸の記号と俳句と身体をあわせて見る「せきをしてもひとり」で京都芸術センター舞台芸術賞受賞。 ほか、ダンサーの動きを言葉にして声にする「透明人間」など、言葉とダンスの関係性を探りながら作品制作を行う。また、近年は、ライヴ・アーツ・イン・バンコク(タイ)、クンステン・フェスティヴァル・デザール(ベルギー)、イスタンブール国際コンテンポラリーダンス・パフォーマンスフェスティヴァル(トルコ)、TABフェスティヴァル(アメリカ)、アブダビアート・ドゥラブ・アル・タワヤ(UAE)など海外での活動も多く、韓国、マレーシアなどで現地アーティストとのコラボレーションにも取り組んでいる。ワークショップも高く評価されている。

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