オリエンテーション|自己紹介、講座紹介 会場:ことめや・旧横田医院
スクール期間中は、昼食を参加者が協力しておにぎりやみそ汁を準備することになった。昨夜遅れて到着した参加者も加わり、井口さんから注意事項などの説明を受ける。午前中のプログラムが始まる前に、前夜から浸水したお米を朝のうちに炊き、具材を入れたりしておにぎりにし、暑さの中でも昼までに悪くならないように保管しておくこと。みそ汁は、味噌に具材や鰹節などを混ぜておき、みそ玉などにしてお湯を注ぐだけでできるようにしておくこと、などなど。今日は全員で説明を受けて、全員で準備作業をしたが、翌日からは3~4人のチームに分かれて、輪番で準備を担当することになった。
昼食の準備が済むと、スクールのもうひとつの拠点となる「旧横田医院」に移動し、改めてオリエンテーションの時間がとられた。mamoruさん・山本さんのファシリテーションの下、はじめに参加者・講師・スタッフが名前と「呼んで欲しい名前」を宣言。普段呼ばれている呼び方だけでなく、この期間限定で考えた呼び方を希望するメンバーもいた。それだけのことだが、それぞれの個性がにじみ出る。
続いて、コーディネーターの赤井あずみさんから、「旧横田医院」と、ここを拠点に進められているアートプロジェクトの「Hospitale Project」について説明があった。アーティストのものの見方、着想などの段階を共有しようというSchool in Progressの企画は、アーティスト・イン・レジデンス・プログラムとして、2012年度から10組のアーティストを受け入れたり、様々なコミュニティプログラムを実施したりしてきた中で生まれてきたものだという。企画の背景を知ったところで、施設内をひととおり見学し、ことめやに戻った。

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Program 01|Research
リサーチの時間(山本高之) 会場:ことめや
昼食として朝準備したおにぎりを食べたあと、午後はいよいよプログラムの本体が開始。今回のスクールは、大きく3つのプログラムからなり、それらが交錯しながら進行していく。その1つ目のプログラムが「リサーチの時間」。Day01の午後のこの時間は、ディレクターの山本さんから、2012年に鳥取で開催された「国際まんが博」がテーマとして提示され、参加者全員でこれについて調べていくことになった。まず、それぞれがスマートフォンなどを使ってインターネット上で簡単に調べられるまんが博についての情報を集める。そして、そこで得られた情報から、まんが博の会場を段ボールなどを作って模型で再現する。
インターネット上から、すぐに主催者や企画の実務を担った会社に関する情報、イベントを盛り上げたアイドルの情報、会場の様子を移した動画などが見つかった。それらの情報から、会場の模型づくりを開始した。また、参加者のアイディアにより、アイドルを再現するフィギュアも製作することになり、粘土などの材料を調達して衣装を再現し既成の人形に着せるなど、工夫をこらした製作活動が行われた。
夕食の時間が迫ると、続きは翌々日に行うこととし、作業を中断。段ボールの会場模型では、ブースの間仕切りやメインのオブジェなどが配置され、全体像が浮かびあがってきた。アイドルのフィギュアも5人いるメンバーのうち2体が完成し、そのイメージがつかめるようになった。
なぜ「まんが博」がリサーチのテーマに選ばれたのかという理由については、山本さんが興味も持っているから、ということ以外、特に説明されていない。参加者は半信半疑のまま、リサーチを開始したが、次第にそれぞれの視点から「まんが博」とはいったい何だったのかということに迫るようになっている。今後のリサーチでどう深められていくのか、今後の展開が楽しみだ。

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Program 02|Lecture
「身体」を考えるための時間(mamoru) 会場:水越屋さんの5階レンタルスペース
重ね煮の豚汁などの素材のパワーをまるごと摂れる食事のあと、水越屋さんの5階のレンタルスペースへ移動。2つ目の柱となるプログラムの「身体へDive in」の導入としてmamoruさんによるレクチャーが行われた。
mamoruさんのサウンド・アーティストとしての作品を映像で見たあと、mamoruさん自身が「身体」を意識するようになったエピソードが語られた。3人の「恩人」との出会いとその時かけられた印象的な言葉、その都度どのように体と向き合ったかという話の合間に、全員でそれを追体験するように体を動かして共有した。
「恩人」のアドバイスの下、mamoruさんは乱れた食生活の抜本的な改善にも取り組んだとのこと。今回のスクールでは、「食べること」も期間中を通して重要なテーマとなっている。「身体」「食」が「アート」とどう関係してくるのか。今後のプログラムでそれは明らかにされていくのだろうか?

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