こんにちは。
遂に最後のブログを書く日が来てしまいました。

ホスピテイル・プロジェクトは、その名前の通り様々な人々が集い、プロジェクトを行うことが出来る「館」として開かれています。今回は主にピル&ガリア・コレクティヴの滞在制作に合わせインターンを行いましたが、それに加えホスピテイル・プロジェクト自体がどのように運営されているのかを間近で見たり、庭プロジェクト、すみおれ図書室など他の企画にも参加したりすることができました。私自身、参加者としてアートプロジェクトに参加したことはあったのですが、このような形で参加することは初めてで、実際に現場を体験できる貴重な機会となりました。

PGK2

はじめに、ホスピテイルで印象に残ったのは旧横田医院の建物そのものです。足を運ぶまではあまりどのような場所か想像がつかなかったのですが、実際に行ってみるとその独特な建築様式と廃病院の歴史が合わさったとても不思議な空間で、怖いということもなくすぐに好きになったのを覚えています。旧横田医院を拠点にしているホスピテイルでは、建物や敷地の定期的なメンテナンスが必要です。もちろん掃除や庭の手入れは楽ではないのですが、実際に私自身も手入れを行う中で、庭プロジェクトなどを通してアーティストや参加者たちが、ホスピテイルをただそこに存在する場としてではなく、人と出会い、共につくっていく場という風に認識しているのではないかと感じました。

PGK10

また、今回の滞在で参加したプロジェクトを通して様々な方に出会うことができました。たまたまホスピテイルの前を通りがかって中が気になり、足を運んでくれた近所の方、毎回参加している方、遠方から来られた方、近くのお店のオーナーさん、学生、アーティスト、旧横田医院の親戚の方など本当に様々です。ホスピテイルそのものについて、また行われているプロジェクト、庭、天気などについて話す中でホスピテイルは本当にどんな人でも訪れることができる、開かれた場所なのだなと実感しました。これから、新たなプロジェクトを行う中でより多くの人に知ってもらいたいなと思います。

ブログ2

また、ピル&ガリア・コレクティヴの滞在制作では、初めてアーティストの制作風景を間近で見ることができました。制作の合間の会話や、アーティストトークを通して作品の背景を知る中で、様々な要素が複雑に絡み合って一つの作品となっているのだと知り、これから他の作品についてももっと背景を調べて学んでいきたいと感じました。また、展覧会はアーティストだけでなく、キュレーターをはじめとするたくさんの人に支えられて行われているのだと知ることが出来ました。私自身、会場のマップや作品のキャプションなど、これまで当たり前のように見てきたものを実際に制作することで、アートプロジェクトを構成する要素一つひとつの裏側にある苦労ややりがいに気づかされました。そして、ここまで近い距離でアーティストやキュレーターと接することが出来たのは「旧横田医院」という独特で魅力溢れる、開かれた場所が会場だったからなのではないかと感じています。本当に貴重な経験をさせていただきました。

ブログ5

これでインターンは終わりですが、またすぐに鳥取に戻ってきたいと思います。是非皆さんもホスピテイルで行われているプロジェクトに参加してみてください。きっと素敵な時間、出会いや経験、学びが待っていると思います。

(小田部&田中)